aesopreadingのブログ

Aesop読むよ 日本語下手過ぎて恥ずかしい

10月号「英文解釈演習室」の答案

提出期限が過ぎましたので自分の回答を晒したいと思います。

【】の部分は、書くつもりなのに提出する際に忘れてしまった箇所です。

自分でいろいろと補って和訳や翻訳になっていないかもしれませんが今回はこれで提出して様子見します。それをもとに次回は更に成長。

 

かつて我々はライフル中隊の各隊員に対して、「なぜ海兵隊に入隊したのか。」という聞き取り調査を行ったが、彼らの大多数が回答のなかで『トリポリの海岸まで』の名前を挙げた。この映画の中では当時の軍服としてドレス・ブルーがずっと着用されており、また、地上への一時帰還申請は必ず認められていた。戦闘はちょっとした冒険であり、勲章を輝かせて帰還した暁には、きっとベッドでモーリーン・オハラのような海兵隊看護婦が迎えてくれるだろう、そんな幻想を観客に抱かせるという隠【さ】れた狙いがこの描写にはあった。『硫黄島の砂』にてストライカー軍曹役のジョン・ウェインが銀幕に登場したのは『トリポリの海岸まで』の頃と打って変わって平和な時代であったが、この映画は『トリポリの海岸まで』が暗に示そうとしたものをあからさまにしてしまっていた。そのため、同じ元海兵隊員と見に行った際には笑いを抑えきれず、我々は劇場から出るように言われてしまった。

沖縄から撤退したあと、私はハワイにあるアイエアハイツ海兵隊病院においてウェインが苦汁をなめる姿を間近で見るという最高の機会に恵まれた。(中略)隊員たちが映画を見られるように、海兵隊の衛生兵が毎晩ストレッチャーを階下にある映画館まで運んでくれていた。そしてある晩、彼らは私たちにサプライズを用意してくれていたのだ。その日は映画が始まる前に幕が上がり、そしてカウボーイ姿のジョン・ウェインが登場した。(中略)彼はカウボーイ気取りのはにかんだ笑顔を見せると、顔を手で覆い、「やあ、みんな!」と言った。しかし、彼を迎えたのは冷めた顔で黙ったままの男たちであった。それから一人が野次を飛ばすと、それを口火に次の瞬間には全員がウェインに対して野次を飛ばしていた。